シャスールのココット鍋の人気の秘密

シャスールのココット鍋で料理がもっと好きになる!

一つのお鍋で「煮る」「焼く」「炊く」「蒸す」といったさまざまな調理が可能なココット鍋。色とりどりのカラーやサイズと素材が醸す重厚感は食卓を華やかにするのはもちろん、お鍋の魅力に惹かれて購入したのを機に料理が好きになったという人が続出するなど、人々に「食の幸せ」を届けてくれるお鍋です。

ココット鍋イメージシャスール提供

そんなココット鍋の魅力をもっと知るために、フランスの老舗ホーロー鍋ブランド、シャスールにお話を伺いました。シャスールのココット鍋がどうして多くのユーザーから人気なのか、その秘密に迫ります。
 
目次
1.シャスールのクオリティを支えるクラフツマンシップ
2.料理がいっそうおいしくなる鋳物ホーロー鍋の仕組み
3.選ぶならどのココット鍋がいい?
4.カラーや種類が豊富なシャスールのココット鍋
5.シャスールのココット鍋を使ったおいしいおすすめレシピ
6.ココット鍋を使った料理のときに気をつけたいこと
7.大切に使いたいココット鍋。そのお手入れ方法は?
8.その他の鋳物ホーローアイテムもチェック!
 

シャスールのクオリティを支えるクラフツマンシップ

豊富なサイズと種類の鍋で知られるシャスールは、1924年に創業した鋳物製造の老舗ブランド。このシャスールを製造するINVICTA(アンヴィクタ)社は、創業以来90年以上わたり、厳しい冬を乗り越えるための暖炉(ストーブ)をはじめ、さまざまな鋳物ホーロー製品を世に送りつづけてきました。
 
長年シャスールのものづくりを支えているのは、優秀な熟練工たち。一切の妥協を許さない工程の中で厳しいチェックを繰り返し、世界へと出荷されます。また、検品にパスしなかった商品は、再度溶解され、また新しい製品として生まれかわります。この製品に対する高レベルのクオリティが長年シャスールが多くの人々から愛されるゆえんと言えるでしょう。

料理がいっそうおいしくなる鋳物ホーロー鍋の仕組み

独特の重厚感が特徴の鋳物ホーロー鍋。約1300℃もの高熱で溶かされた鉄などの金属を型に押し込み、できあがった鋳物にガラス質のコーティング剤であるホーローを吹き付けて完成されます。鉄素材により熱伝導に優れ、保温性もしっかりキープ。ホーロー加工を施すことによって鍋にサビがつくのを防止してくれる効果も。そしてあの重みのあるフタのおかげで気密性がアップし、少ない水分でしっとり、ふっくらした料理が可能に。
 
ちなみに、シャスール製の鍋の製造はフランスの熟練の職人たちが担当。成型した鋳物は機械と手で丹念に磨き、ホーローを吹き付けて高温で焼成。この一連の作業を2回繰り返すことで耐久性や保温性にいっそう優れた鋳物ホーロー鍋に仕上がっているのです。

ココット鍋イメージシャスール提供

選ぶならどのココット鍋がいい?

鋳物ホーロー鍋の仕組みがわかったところで、さてお鍋選び。大切に長く使うために、まずはスタートとして購入するなら18cm~20cm程度のサイズがおすすめなのだそう。20cmなら白米3合、18cmなら白米2合をおいしく炊き上げることができます。研いですぐ加熱し、沸騰したら弱火で約10分、火を止めて蒸らし10分で仕上がるので、炊飯器よりも時短。しかも保温性が高いので、お鍋のまま食卓にサーブしてもしばらくの間温かさがキープされたまま料理を楽しむことができます。
 
そのうえ華やかなお鍋のデザインやカラーは料理をさらにおいしく彩り、食がすすむこと間違いありません。日本だと「キャセロール」シリーズの18cmや20cmが特に人気なのだとか。

ココット鍋イメージシャスール提供

カラーや種類が豊富なシャスールのココット鍋

いわゆるココット鍋として知られる「キャセロール」シリーズ以外にも、ガラス素材でできたシャスール鍋専用のスチーマーやミルクパン、クレープパンなど種類が豊富に揃うシャスールのキッチンアイテム。お鍋の種類以外にもビビットからペールトーンまであるカラーバリエーションも魅力のひとつ。日本だけの限定色があるのもユニークです。

シャスール提供

シャスールのココット鍋を使ったおいしいおすすめレシピ

お気に入りのお鍋を手に入れたらいよいよお料理。シャスールを使ったおすすめココット鍋レシピをご紹介。

鶏モモ肉とキャベツのブレゼ
ブレゼとは「蒸し煮」のこと。鳥モモ肉を一度焼いてから蒸すので、ふっくらジューシーな鶏肉のうま味を楽しむことができます。

鶏モモ肉とキャベツのブレゼ

【材料】(2人分)18cmラウンドキャセロール使用

・鶏モモ肉(骨付きでも可):2枚
・キャベツ:1/2個(1cm幅にカット)
・ベーコン:適量(0.5~1cm幅で棒状にカット)
・玉ねぎ:適量(スライス)
・ニンニク:2片
・白ワイン:適量
・パセリ:適量
・塩・コショウ:適量

【作り方】
1. 鶏モモ肉に塩・コショウをして、よく熱した鍋にオリーブオイルを敷いて皮面をしっかりキツネ色になるまでソテーする。(弱~中火で皮がカリカリになるまで)

2. 鍋から鶏肉を取り出して温かいところで休ませ、鍋に残った油を捨てる。
この時、鍋は洗わずに余分な油のみをとりのぞく。

3. ベーコン、玉ねぎ、ニンニクを入れ、塩・コショウで下味をつけながらソテーする。

4. 全体がしんなりしたら、キャベツを入れる。ここでも塩・コショウで下味をつける。 しんなりしたら白ワインを入れ、アルコール分を飛ばす。

5. 鶏肉を戻し、蓋をして25~30分弱火で煮る。

6. 仕上げに塩・コショウをして、パセリを散らして出来上がり。

※お好みでマスタードやトマトなどを入れたアレンジもおススメ。

Recipe&Photos:オーバカナルシェフ 島袋 有希

かりかりチキンのラタトゥイユのっけ

さっぱりしたトマトの風味と具材本来のおいしさが絡み合うフランスの定番家庭料理である「ラタトゥイユ」。レストランでよくあるあのレシピも自宅で簡単に作れます!

かりかりチキンのラタトゥイユのっけ

【材料】ラタトゥイユ 4人分

・パプリカ(黄色):1個
・ズッキーニ:大1本
・セロリ:1本
・玉ねぎ:1個
・なす:3本
・にんにく:1個
・オリーブオイル:適宜
・塩・粗挽き胡椒:適宜
・パセリ:適宜
・トマトピューレ:1袋 ※どこのスーパーでも手に入る一般的なトマトピューレを使用(内容量100g)。トマトピューレがない場合は、同じくトマトソース一缶で代用可。
鶏もも肉:4枚

【下準備】
・にんにくは細かくみじん切りにしておく。
・なすとズッキーニとセロリは輪切りに。その他の野菜を食べやすい大きさにカットしておく。
・鶏もも肉の下処理をする(皮と身の間に黄色い脂肪がついているので、丁寧に取り除く)。

【作り方】
1. シャスールの鍋にオリーブ油大さじ3~4を入れて中火にかける。
あらかじめカットしておいた野菜と、みじん切りにしたにんにくを鍋に入れてざっくりと炒め、鍋のフタをして弱火でコトコトと10分ほど煮る(この間野菜からの水分が出ます)。

2. 野菜がくったりとして蒸し煮になった所で、トマトピューレ(もしくはトマトソース)を入れてさらにフタをして15分ほど煮る(水分少なめに調理したい方はここで蓋を取って煮る)。

3. 好みの煮加減になったら、最後に塩・粗挽き胡椒をして味を調える。

4. 下処理をした鶏肉に塩・粗挽き胡椒をふったら皮を下にした状態で(鶏肉から油分が出るため油はひきません)中火で温めておいたフライパンで両面よく炒める。

5. 鶏肉に火が入ったことを確認したら、最後に皮目をパリパリになるまで色よく焼き上げる。焼き上げたらラタトゥイユをお皿にこんもりとのせ、パセリを散らし、上質のオリーブオイルをたら~りとまわしかける。最後に若干多めに粗挽き胡椒をふりかけてでき上がり。

※トマトピューレを使う場合、鶏ガラスープの素を小さじ1加えるとよりいっそうおいしくなります。
※トマトピューレにあまり馴染みがなという人は、前述したトマトソースを一缶入れればOKです(その際鶏がらスープの素は入れません)。また、これにプチトマトをひとパック入れても美味しいです。
※ラタトゥイユは、繰り越して使えるので、多めに作ると普段のご飯に重宝します。

Recipe&Photos:伊能勢敦子

ロイヤルミルクティ風プディング
上品な紅茶が香る濃厚なロイヤルミルクティ風プディング。見た目もおしゃれな大人のプディングで楽しいティータイムを過ごして。

ロイヤルミルクティ風プディング

【材料】直径9cmのココット皿×6個分

・生クリーム:100ml
・牛乳:450ml
・卵:2個
・卵黄:2個分
・グラニュー糖:60g
・アッサム紅茶:8g
・ドライプルーン:3個

*A/カラメル
・グラニュー糖:80g
・水:40g

【作り方】
1. 生クリーム、牛乳をシャスール鍋に入れ、沸騰直前まで温める。アッサムの茶葉を入れてひと混ぜし、蓋をして10分置く。

2. カラメルとなるAのグラニュー糖のみをシャスール・ミルクパンに入れて中火にかける。全体に大きな泡が出て煮立ってきたら、まんべんなく火が通るようにミルクパンを静かに揺する。泡が小さくなり、淡い琥珀色から濃い焦げ色がついたら火から降ろし、残りの水を端の方から一気に入れ、 すばやくココット皿6個に流し入れる。

3. 8等分に切ったプルーンを4切れずつ型に入れる。

4. 卵・卵黄・グラニュー糖をボウルに入れかくはんする。1を少しずつ加えながら混ぜ、最後に濾(こ)してココット皿3個のみの8分目まで入れる。
※シャスールのスチーマーにはココット皿が3個入ります。残りの3個にはまだ流し入れません。

5. シャスールの20cmラウンドキャセロールに水を7分目入れ、同じくシャスール20cmスチーマーをセットする。中火で沸かし、蒸気の立ったところで型を入れ、蓋に厚手のふきんをかぶせ、8~10分程で蒸したあと取り出す。
(少し揺すってみて、中央がぷるんとしたらでき上がりの合図です)

6. 残りの3個のココット皿に材料を流し入れ、同様に蒸していく。
※2回目が蒸し上げるまでに、型にプリン生地を入れたままにしておくとカラメルと生地が混ざってしまうので、プリン生地は必ず蒸す直前に入れてください。

7. 型を氷水の中で冷やし、粗熱を取ったあと冷蔵庫で冷やしてできあがり。

※24時間冷蔵庫で冷やすと、カラメルが滑らかにとけて食べごろとなり、おいしくいただけます。

Recipe&Photos:金巻 実千代

ココット鍋を使った料理のときに気をつけたいこと

鋳物ホーロー鍋の表面はガラス質なので、食材の影響を受けず、ステンレスなどのように金属の匂い移りや味移りもありませんが、ガラス質ゆえにデリケート。特に鋳物ホーロー鍋は急な温度差や衝撃は苦手です。そのため、使い始めに洗ったときは空焚きにして乾かすのは避けましょう。また、余熱してから油を注ぐのもNG。必ず油を注いでから、火にかけてお使いましょう。

大切に使いたいココット鍋。そのお手入れ方法は?

シャスールお手入れイメージ

洗うときは柔らかいスポンジで

ココット鍋を洗うときは、中性洗剤を使い、柔らかいスポンジでよく泡立ててから優しく洗浄を。すすいだら、乾いた手ぬぐいなどで水気を拭き取り、自然乾燥させてから収納しましょう。「キャセロール」製の場合は、購入時に本体のフタをのせる際に使用する樹脂製の爪(4個)がついているので、それは捨てずに鍋部分にセットしてからフタを載せておくと傷がつきにくく、長持ちします。

鍋に焦げがついてしまった場合は

焼き料理などで鍋に焦げがついてしまった時には、お湯をはった鍋に重層大さじ2、3杯を溶かして中火以下で10分程度煮沸します。すると焦げは自然に浮いてくるので、最後に通常通り洗浄して自然乾燥させればすっきりきれいに。このとき漂白剤を使ってしまうとお鍋のツヤを失ってしまうので注意を。

その他の鋳物ホーローアイテムもチェック!

ヘルシーな蒸し料理が簡単にできるタジン鍋

シャスールタジン鍋

とんがり帽子のような円錐形のフタが特徴的なタジン鍋。モロッコなど北アフリカの地域でよく使われているタジン鍋は、このフタの構造に秘密が。フタ上部の細い部分はなかなか温まらないために温度が低いままとなり、それが結露することによって水分が生じ、蒸し料理や無水料理が可能に。油を使わずに料理することができるので栄養が逃げることもなく、ヘルシーな時短料理を作ることができます。

自宅でもプロの出来栄え! クレープパン

シャスールクレープパン

クリームやフルーツなどを包んだ王道のものから、最近ではガレットのようにサラダやハム、お肉などを包んだタイプなどたくさんの種類が出てきたクレープ。パンケーキやサンドイッチなどと違って薄いので食べやすく、焼き上がりも早いので自宅でクレープを焼く人も多いのだとか。専用のプレートのほうが焼きやすく、失敗しないのが特徴で、シャスール製のものなら生地を伸ばすためのラトーやクレープを返したり、はがすときに使うスパチュールなどの木製ツールがセットになっています。

キャンプ料理にも使えるラウンドグリル

シャスールグリルパン

ハードな作りと無骨なデザインで、アウトドアにも使われることも多いグリルパン。直火やIHにも対応可能で(電子レンジを除く)、蓄熱性が高く熱ムラが少ないために弱火で調理することができます。また、パン部分に施された凸凹が余分な油をカット。料理のうま味を逃がすことなくジューシーなグリル料理を作ることができます。両方に取っ手がついているので持ち運びもしやすく、料理から出る「ジュー」という音や湯気は食欲をそそります。

知れば知るほど料理への興味が高まる鋳物ホーロー鍋の魅力。お気に入りの鍋を見つけて料理タイムやおうちごはんを楽しんで!

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