羽毛ふとんのお手入れとメンテナンス方法

羽毛ふとんのお手入れ

季節や住居環境で自分に合った羽毛布団を選んだら、次は羽毛ふとんのお手入れ。メンテナンスについてご紹介します。羽毛布団は天然素材のため、気を付けなければならない点がいくつかあります。

また、カサがある羽毛布団の収納方法についてもご紹介させていただきます。羽毛ふとんを正しく理解して、長く快適に使いましょう。羽毛フトンのお手入れ方法のキーポイントは「湿度」です。

羽毛ふとんのお手入れ

目次

1. 羽毛ふとんを快適に使うための準備
2. 羽毛ふとんの洗い方
3. 羽毛ふとんの干し方
4. 羽毛ふとんの保管方法
5. 羽毛ふとんのニオイ対策
6. 側生地が破れてしまったら?
7. 羽毛ふとんを蘇らせる打ち直し
8. 羽毛ふとんの衣替えの時期は?

羽毛ふとんを快適に使うための準備

まず、側生地を保護する意味でもカバーを掛けましょう。カバーなら取り外してすぐに洗うこともできますし、フトンに直接つかないので汚れにくくなります。カバーは素材や柄など色々出ているので季節や気分に合わせて変えるのもおすすめです。

羽毛ふとんの洗い方

実際のところ、羽毛ふとんは一部の特殊なモノを除いて洗濯をしても構いません。ただ、家庭用の洗濯機で洗うには羽毛ふとんは大きすぎるので側生地を痛めたり、乾燥がきちんとできないことでしょう。重要なのは乾燥で、十分に乾燥させないと生乾きの悪臭やカビの原因になります。

羽毛ふとんの洗い方
Photo by Nik MacMillan on Unsplash

長く使うためにも、布団を丸ごと洗いたいときは丸洗い専門サービスを行っているお店で洗ってもらうのが一番です。部分的な汚れであればつまみ洗いで乾燥さえきちんとできれば問題ありません。

ジュースをこぼしたときは?

乾いたタオルで水分を吸い取り、水でつまみ洗いしてください。必要に応じて中性洗剤を薄めた水につけた布を固く絞って、こすらず叩きながら汚れを取ってください。洗剤が残らないようにしっかりすすいで、最後に水分をよく取り、しっかりと乾燥させてください。

ダニやホコリ予防に定期的に洗いましょう

ダニは日の当たらない反対側に逃げてしまいますので、干すだけでは不十分な場合もあります。長い間洗わないでいるとどんなに干していてもホコリやダニなど、アレルギーを引き起こす物質が蓄積されてしまうので、定期的に専門業者に洗って清潔を保ってください。

羽毛ふとんの干し方

カラッと晴れた日の午前10時頃~午後3時頃に片面約1時間、計2時間程度干すのがおすすめです。晴れていても雨の翌日は前日の湿気はまだ残っているので避けましょう。干す際は日光で側生地が傷めてしまわないように、カバーをかけて干すのがおすすめです。

ふとん叩きは使うべき?

表面のホコリを払う程度に留めてください。バンバンと叩きすぎると詰め物や側生地を傷めてしまいます。その際は掃除機をかけるようにしてください。

羽毛ふとんの保管方法

キーワードは「湿度」と言ったように、たたんで押入れに詰め込んだり、圧縮袋に入れて収納するのはおすすめしません。湿度が逃げないことと羽毛のカサを潰してしまう恐れがあります。おすすめは購入したときに入っていたバッグを使い、ファスナーを少し開けて通気性を保つこと。

他には使わないシーツなどでふわっと包んで保管する方法です。いずれも押入れの一番上に保管して通気を保ってください。保管している間でも2、3ヶ月に一度は外干しして湿気をとってください。どうしても圧縮袋を使う場合は、事前によく乾かして、圧縮は1/4程度に抑えてください。

羽毛ふとんのニオイ対策

羽毛は油脂分を含んでいるため、湿度が高いとムレてニオイをかんじることがあります。その場合は風通しの良いところで1時間程度日に干すと抑えられます。その時にフトンを押して中の空気を入れ替えるようにしてください。

羽毛ふとんのニオイ対策
Photo by rawpixel on Unsplash

干していない場合は羽毛布団をたたんで中に含まれ空気を押し出して布団の中の空気を入れ替えましょう。そもそも羽毛布団は中に空気を含むので周りの匂いも含んでしまいますので匂いの強いモノは近づけないように日頃から気をつけることも大切です。

側生地が破れてしまったら?

縫わないでください。これは側生地には、生地の目をつぶす「ダウンプルーフ加工」が施されているので、針で縫うと加工が駄目になってしまうからです。必ず補修布を使って穴を塞ぐようにしてください。自分でできないときやひどい場合は、羽毛布団のリフォームに出して側生地を新しくしてしまいましょう。

羽毛ふとんを蘇らせる打ち直し

打ち直しとは布団を再生させることです。リフォームとも呼ばれています。羽毛布団を一度バラして、キレイに洗浄し、ゴミや塵を取りのぞき、羽毛を足して、仕立直しをします。下記のような状態の場合は打ち直しのサイン。せっかく買った羽毛布団、買い換えるのではく、打ち直しをして長く使いましょう。

・羽毛が片寄ってきた
・フトンのふくらみが減ってきた
・布団の臭いが気になる
・生地が汚れてきた
・羽毛が飛び出してくるようになった
・暖かさがなくなってきた
・購入から5年以上経過している

羽毛ふとん打ち直し
Photo by Mat Reding on Unsplash

羽毛ふとんの衣替えの時期は?

厚手の物だと秋に入って肌寒くなってから梅雨くらいまで使っている人が多いようですが、結局は自分の家の気温に左右されます。だいたい、厚手の羽毛布団で快適に眠れるのは大体15度が目安と言われています。それを下回るときは厚手の羽毛布団、それを上回る場合は薄手の掛け布団に変えるといいでしょう。

ふとんカバーやマットを買うなら?

羽毛ふとんのお手入れ。いかがでしたか?キーポイントはとにかく湿度から守ること。常に通気を良くしてふっくらと羽毛ぶとんを長持ちさせてください。

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