フライパンの選び方

フライパンの選び方

キッチンに欠かせないフライパンですが、その選び方を知っていますか?フライパンの種類ではフライパンの素材やコーティングについて説明しましたが、その素材によってポイントやデメリットなど、特徴が違うのでフライパンの選び方は用途を考えて選ぶのが良いとされています。ここではフライパンを選ぶポイントをさまざな角度からご紹介します。

フライパン選び方
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目次

1. フライパンの選び方で考えること
2. フライパンの素材について
3. フライパンの素材別比較
4. コーティングフライパンの特徴
5. リベットタイプかリベットレスタイプか
6. 柄の材質
7. 有名・人気ブランドのフライパンがお得に買える

フライパンの選び方で考えること

フライパンの種類で素材やコーティングについて説明しましたが、他にも厚さや柄のタイプによってもそれぞれメリットデメリットがあります。フライパンの選ぶために知っておいてもらいたいポイントはこ5つ。

・フライパンの素材
・フライパンの加工
・フライパンの厚さ
・リベットタイプかリベットレスタイプか
・柄の材質

フライパンの素材

チャーハンを作りたいときは素材がフライパンにくっつきやすいと困りますよね?調理する物によってフライパンの素材選ぶことが大切です。フライパンを選ぶのに1番重要なポイントなので詳しく説明していきます。

鉄は熱伝導率と蓄熱性が高いので食材をじっくり、ふっくら焼き上げてくれます。また、鉄は油馴染みがいいので、油や水分でベシャッとすることなく、野菜などの食材をシャッキリ仕上げてくれます。おすすめの料理としては、野菜炒めや、餃子、パンケーキや卵料理なんかもオススメです。あとはやっぱりステーキですね。

鉄のフライパンは厚さも選ぶポイント

だいたい1.2mm〜5mmの厚みがあります。厚いほど蓄熱性が高くなり、厚みによって火の通りやすさが変わりますが、厚いとその分重たくもなります。中華鍋などは薄いですし、スキレットは厚めにできています。万能型と言われているのが2mm程度の厚みなので、鉄のフライパンを何に使いたいかによって厚さを選んでください。

熱伝導率が鉄よりも高いので熱が素早く均等に伝わるのが特徴です、なので、「温度調整がしやすい」というメリットがあります。お手入れが鉄のフライパンよりも楽だということもポイントです。ただ、重さがあるので、煽るのには向いていません。卵焼き用のフライパンは銅をすすめします。料理としては卵料理や肉を焼くとき。

熱伝導が良く、細かい温度調整が可能なので、揚げ物にも向いています。弱火でじっくりフレンチトーストを焼けば、外はカリッと、中はふわふわのフレンチトーストが完成します。

アルミ

アルミも非常に熱伝導率が高いのですが、油とのいいのでアルコールを飛ばしてソースを作ったり、最後にパスタとパスタソースをさっと絡めるには軽量のアルミのフライパンが最適です。逆に、熱伝導が高いからと言って肉や魚を焼いたり、麺やご飯を炒めようとすると、アルミは油馴染みが悪く、くっついてしまいます。

ステンレス

炒め物、焼き物、揚げ物、煮物、ステーキや卵料理、パンケーキまでオールマイティに調理できますが、アルミと同様にくっつきやすい性質もあるので、中火で十分にあっためるなどどくっつかない方法で調理する必要があります。また、炭水化物はくっついてしまうので、焼き飯、焼きそば、餃子などには向きません。また、少し重いので煽るには向いていません。

フライパンの素材別比較

アルミステンレス
ステーキ、ハンバーグ、野菜炒め、焼き飯、焼きそば、餃子などカリッとシャッキリ、ふわっと仕上げたい料理、高温調理に厚さにもよるが重い、なじむまでに時間がかかる、サビなどのケアが必要
卵焼き、揚げ物、ステーキ、フレンチトースト、パンケーキなど弱火でじっくり火を通したい、温度調節を細かくしたい料理や高温調理に重い、衝撃などで変形しやすい、手入れをしていないと変色や焦げ付きがおきる
アルミパスタ、卵料理、アルコールや水分を飛ばすソース軽く、熱伝導も良いのでスピードが重要な料理向き衝撃などで変形しやすい、油馴染みがわるいので炒め物や焼き物はくっつきやすい
ステンレス炒め物、焼き物、揚げ物、煮物、ステーキや卵料理、パンケーキまで幅広く丈夫で錆びにくい、蓄熱性があるので余熱調理が可能、汚れを落としやすい熱伝導が低く熱ムラがおこる、炭水化物にくっつきやすく、焼き飯(麺)や餃子などの調理には不向き

最近では、素材のデメリットをカバーした製品がたくさんありますので、必ずしも選ばない方がいというわけではありません。重要なのは、選ぼうとしているフライパンがどういった素材で、どういった加工がされているのか、素材のままなのか、といったところから自分の求めているフライパンかどうかを選びましょう。

コーティングフライパンの特徴

フッ素樹脂加工は食材がくっつかないようにフライパンにフッ素樹脂でコーティングをしています。そのメリットは何と言っても、「こびりつきにくさ」と「焦げ付きにくさ」で、安価でも購入できるので一般家庭では大変便利です。ただ、デメリットとして、他のフライパンに比べて寿命が短いことや取り扱いの注意がある点です。

使用頻度や使い方、メーカーにもよりますが、コーティングされたフライパンは数年で寿命を迎えることが多いです。コーティングフライパンのNG事項を知って長持ちさせるコツや自分の調理スタイルに合っているか確認してみてください。ちなみにフッ素樹脂加工のフライパンの多くはアルミ合金で作れらているので熱伝導性は高いです。

意外と知られていない、コーティングフライパンの注意点

強火はNG
まず、フッ素樹脂加工は耐熱温度が260度くらいで、それ以上高温になるとコーティングが蒸発して機能が失われ、こびりつきの原因になります。火加減は弱火から中火にしましょう。
空焚きもNG
前途した耐熱温度が260度なので、強火と同じ理由で空焚きは厳禁です。
傷を付けない
金属のフライ返しやクレンザー、金たわしなどはコーティングを傷つけ(はがし)てしまいます。金属ヘラ使用OKのフライパンもありますができれば避けましょう。

コーティングフライパンにはNG!

コーティングフライパン注意点
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フッ素樹脂加工とテフロン加工違い

フッ素樹脂加工とテフロン加工は同じです。テフロン加工はアメリカのデュポン社のフッ素樹脂加工の名称です。

マーブルコートとダイヤモンドコートの違い

いずれもフッ素樹脂加工で、フッ素樹脂のいマーブル(大理石)粉と人工ダイヤモンドの粉を混ぜ込んだものをいいます。これでフッ素樹脂の硬度を高めて、フライパン表面の傷から守っています。ダイヤモンドコートの方が硬度が高いと言われていますが、これはそれぞれの加工のグレードもあるので絶対とは言い切れません。

リベットタイプかリベットレスタイプか

柄と本体を取り付ける部分。これもフライパン選びのポイントです。まず、リベットを使っているものは長年使っているとリベットが緩んできます。リベットがない方が洗いやすいというリットもありますが、商品としては少々高くなる傾向が。種類の多さではリベットタイプですし、最近では取っ手が取れるタイプもあるので選択肢の一つとして念頭において置くと良いでしょう。

リベットタイプ

リベットレスタイプ

柄の材質

プラスチック製や木製は熱くなりにくいので安心して使うことができます。柄の部分に滑り止めの凹凸が施されてるものもあるので、慣れていない方や高齢者、お子さんにオススメです。滑りにくいと言えば、他にもシリコン性のものがオススメです。ただ、ネジが緩んだり衝撃には弱いので長く愛用するにはデメリットもあります。

金属性だと溶接してあるものや一体型のものがあり、柄と本体のつなぎ目に凹凸がないので洗いやすく衛生面でもオススメです。ただ、柄のことだけを考えると、加熱で柄も熱くなってしまうので、注意が必要です。

フライパン選びまとめ

いかがでしたか?オススメ料理やポイント、デメリットなど素材や加工によってフライパンの特徴が違うことがわかったのではないでしょうか。「このフライパンではこの調理しかできない」といったことではなく、フライパンの得意不得意があるので、自分の料理の頻度や今持っているフライパンのデメリットを補完してくれるようなフライパンを選ぶとお料理の幅が広がります。

先ほども触れましたが、最近では、素材のデメリットをカバーした有能なフライパンもたくさん出ています。予算や用途に応じて、素材の特徴のままのフライパンで良いのか、デメリットがカバーされている製品がいいのかを選び分けてください。

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