フラットシューズの選び方を知って、足元を快適に

みなさん、ぺたんこ靴を1足は持っているのではないですか?「歩きやすい!」という声の一方で「足が痛くなる」「疲れる」といった声も多いのも正直なところ。バランスを崩すことなく履けるフラットシューズ と思いきや。いったいなぜヒールではないのに足が疲れてしまったり、痛くなってしまうのでしょうか?今日は、フラットシューズで痛くなってしまう原因と正しいフラットシューズの選び方をご紹介していきます。フラットシューズ選びに失敗していた方、意外と多いかも?

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目次
フラットシューズでこんな悩みありませんか?
ふくらはぎが疲れる方
足の裏やかかとが痛くなる方
親指や小指が痛くなる方
靴擦れができる方
指の甲に靴擦れができる方
親指・小指の外側に靴擦れができる方
フラットシューズを正しく選ぶために足を計測しよう
正しく足のサイズを測ろう
自分のウイズを知ろう
自分の足のタイプを知ろう
足のサイズはこまめに測りましょう
7フラットシューズが買いたくなったら
お手持ちのフラットシューズが合わない時は?
フラットシューズの選び方は参考になりましたか?

フラットシューズでこんな悩みありませんか?

ヒールを履くと疲れるので、ヒールのない靴が楽だと思って履いてみたら…「逆に疲れる!」「痛い!」こんな声をよく聞くのですが、なぜそんなことが起きるのか?これは残念ながらフラットシューズの選び方に問題があったんです。まずはフラットシューズを履いてこんな足のトラブルに見舞われた方はいらっしゃいませんか?

ふくらはぎが疲れる
足の裏やかかとが痛くなる
親指が痛くなる
靴ずれができる
指の甲に靴ずれができる
親指・小指の外側に靴擦れができる

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実はそれぞれの症状には原因があるんです。フラットシューズで選び方を失敗してしまうのは、自分の足の状態を知らないからというのが大きな要因です。まずはこの症状はどんなことが原因で起こっているのか説明していきましょう。

ふくらはぎが疲れる方

ズバリ、足の筋力がないのが原因です。え?筋肉?サイズじゃないの?と思った方も多いのではないでしょうか。実は足の筋力が弱いことで引き起こされているのがひとつ目の原因です。フラットな靴を履くとかかとの方に重心が乗る状態になります。そのかかと重心からつまさきに足を前進させるために、足の筋力を使うことになるんですね。男性はフラットシューズでも足に筋力があるのですが、男性よりも筋肉が少ない女子ににとっては、その動きが歩いて繰り返されることで疲れてしまう状態になっています。なので、ふくらはぎが疲れてしまう場合はフラットシューズでも少し傾斜のある物を選んが方が良いでしょう。

もうひとつの原因が、靴が脱げそうと感じて知らず知らずのうちにすり足になっていることが挙げられます。これは、フラットシューズが浅いデザインの場合に、履き慣れていない方は脱げそうと感じたことはありませんか?浅い=脱げそうと感じてしまいすり足になってしまう状態が続くと、足首を上下に動かさなくなってしまいます。ふくらはぎは第二の心臓。この第二のポンプの役割が動かないことで血流の巡りがわるくなり、結果足が張ってしまって疲れる、というのが原因に挙げられます。普段、深めのパンプスを履いている方は、すり足が原因かもしれません。しっかりとホールドしてくれるデザインを選んで見ることをお勧めします。

足の裏やかかとが痛くなる方

ふくらはぎが疲れる原因について、かかとに重心がいく話をしましたが、まさにかかとに重心が置かれてしまうためかかとが痛くなってしまうケースがあります。スニーカーでは痛くならないけどなんで?と思われた方もいらっしゃると思いますが、これはソールの厚さが原因の場合も。フラットシューズはソールの薄いものが多く、体重や衝撃は薄いソールでは吸収しきれずに足の裏に負担がかかってしまうことがいいんです。どうしても足の裏が痛くなってしまう方は、ソールの厚さを気にしてみましょう。

親指や小指が痛くなる方

すり足でふくらはぎが痛くなる場合の原因にすり足を挙げましたが、バレエシューズのような華奢なフラットシューズの場合、足を支える部分がとても少ないのですり足同様に足の親指に自然と力が入ってしまっている場合があります。また、小さい方が脱げないと思い、自分の足よりも小さい足を履いて石待っている場合、締め付けで親指や小指が痛くなることがあります。ここから先で紹介しますが、生まれつきの形の形や外反母趾などによっても合うタイプや合わないタイプのデザインがありますので、この後にご紹介する足のタイプを確認してみてください。

靴擦れができる方

靴ずれの原因はサイズが大きいことにより歩くことで摩擦が生まれてしまうことが原因です。履き口にゴムが入っているタイプのフラットシューズで大きなサイズを履いてしまうと、必ずと言っていいほど、靴ズレを起こします。履き口が浅いと足を包んでいる部分が小さいので、カパカパしやすくなります。また、大きめのサイズを履くと、靴の中で足の指で靴を持ち上げるような形になり、指が動く、つまり、足に汗をかいてしまうことになります。これが靴の臭いの元になりますので、臭いも十分に注意してください。

指の甲に靴擦れができる方

靴ずれの原因はサイズが大きいことにあるとお伝えしましたが、指の甲に靴擦れが起きるのは「足囲が緩いことが原因」です。よく「日本人は幅広甲高だ」と言われていたので、自分もそうだと思い込んでしまっている人も多くいます。自分の足囲を知らずに思い込みで大きなサイズを選んだ結果、緩さから来る足の甲の靴擦れ、ということがよくあります。足の甲に靴擦れが起きてしまう方は足囲のサイズを気にしてみてください。

親指・小指の外側に靴擦れができる方

「こんなフラットシューズなら歩きやすい、長時間でも疲れない」でもお話ししましたが、日本人は大きく3パターンのトゥの形があります。サイズや足囲が合っていても、自分のトゥの形とシューズのトゥの形が合っていないと、親指・小指の外側に靴擦れが起きてしまうのです。

フラットシューズを正しく選ぶために足を計測しよう

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靴のサイズというと24.0cmなど足長のみを考えていますよね?足を測る際にはワイズと言われる足囲が大事なんです。みなさん自分のワイズを知っていますか?フラットシューズは足を包む部分が少ないので、このワイズの大きさが合わないフラットシューズを選んでしまうと、足のトラブルに繋がります。フラットシューズが正しく選べれば、フラットシューズが痛い、疲れるなんてことともおさらば。もうお分かりですね、3つのサイズとタイプをしっかりと把握しましょう。

正しく足のサイズを測ろう
自分のワイズを知ろう
自分の足のタイプを知ろう

正しく足のサイズを測ろう

足の測定ですが、家族や友人など誰かに測定してもらうことをおすすめします。まず、紙とペンと定規を用意します。正しい足のサイズを知るためには、裸足で計測しましょう。椅子などに座らず、肩幅くらいに足を広げて姿勢を正しく立ち、左右均等に体重が乗るように立つことを意識して目線は正面を見てください。その状態でこちらの動画にあるように測定していきます。

自分のウイズを知ろう

足のサイズを測ったらこの表を参考に自分のウイズ(A〜G)を確認してください。ウイズが足長と共に靴に記載されている靴の幅になります。*ウイズがmmで足長はcmです。

足のサイズ(縦:cm)と足囲(横:mm)

自分の足のタイプを知ろう

最後に自分の足のタイプを知りましょう。これは足のどの指が一番長いかによって、タイプがわかれています。大きく分けて3種類でエジプト型、ギリシャ型、スクエア型になっています。

エジプト型
親指が一番長く、そこから小指に向けてなだらかに下がっているタイプ。
日本人の約70%がこのエジプト型で重心が外側に傾きやすく外反母趾になりやすいという傾向があるため、先端の丸くなっているタイプが向いています。

ギリシャ型
これは親指よりも人差し指が長いタイプで、日本人の約25%がこのタイプ。
一番長い人差し指の部分が曲がったまま硬直してしまったり魚の目やタコが出来やすいので、全体的に余裕のある靴がおすすめ。靴のタイプとしてはポインテッドトゥなど、先端が尖ったタイプが向いています。

スクエア型
親指から小指までほぼ同じ長さがほぼ同じなのがこのタイプ。
日本人の約5%がこの対応。体重がバランスよく均等にかかるため、指への負担が少ないくその名の通り、スクエアトゥタイプの靴と相性が良いのですが、締め付けのある靴だと指の間に魚の目が出来やすいです。

足のサイズはこまめに測りましょう

体重が変化すえると、お腹周りの肉付きが変わるように、体重の変化とともに足囲ももちろん変化します。あとは女性で多いのが浮腫によるサイズの変化。とくに女性は生理前に浮腫む方が多いので、フラットシューズを正しく選ぶためにも、浮腫んでいる状態と通常の状態ではどのくらい足囲が変化するのかを知るために、こまめに測っておくことをお勧めします。

フラットシューズが買いたくなったら

フラットシューズは自分に合わないからと諦めてお持ちでない方は欲しくなったんではないでしょうか?試着するためにお店に足を運んだり、外反母趾などがある方は専門家がいるお店で購入することもお勧めですが、フラッシュセールサイトのGLADDなら24時間365日お得なプライスでフラットシューズが購入できます。有名、人気ブランドのシューズをチェックしたい方はいますぐGLADDでチェックしてみてくださいね!

「こんなフラットシューズなら歩きやすい、長時間でも疲れない!」の記事にはおすすめのブランドを紹介していますので、ぜひブランドをチェックしてみてください。

お手持ちのフラットシューズが合わない時は?

寝不足や生理など疲れや浮腫など体調の変化でも足の状態は日々変わります。昨日快適だった靴が今日はなんだか合わない。そんな時は市販のインソールなどで調整することをおすすめします。シリコン製のインソールはストッキングのすべり止めにもなって便利。「前滑り防止用インソール」の他にも「縦アーチをサポートするインソール」など様々なインソールがあるので試してみてください。また、素材によっては伸びるので、専用の器具以外にも、棒状のツボ押しなどを使って一部の革を柔らかくするだけで履きやすくなりますので、合わない靴に我慢せず、自分の足に合わせて靴を調整してください。

フラットシューズの選び方は参考になりましたか?

フラットシューだけにとどまらず、靴の選び方で大事なのは、靴に足を合わせるのではなく、自分の足に合わせて靴を選ぶこと。日本人は足のことに無頓着だとも言われています。まずは自分の足のサイズを知って、正しいフラットシューズを選んでくださいね!