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「キュリオス」、それはエンターテイメントの王様

シルク・ドゥ・ソレイユ、これまで見たことがなかったのですが、一昨日、その35番目の作品「キュリオス」で初めてデビューしました! 終始、驚きと興奮のあまり口があんぐりと開きっぱなし。息をするのも忘れるくらいの勢いで、気がつけば口の中がカラカラでした。いつもリアクションが薄い、とか淡々としていると言われがちな私なのですが、ダイナミックなパフォーマンスに思わず「おお!!」とか「わぁ!!!!」とか、歓声と驚きが反射的に口から飛び出してしまいました(それも結構なボリュームで)。

 王道のジャグリングや空中ブランコ、どこが手で脚なのかわからないくらいの柔軟さで繰り出される驚異的なポーズとダンス、息の合ったアクロバット。ついには重力すらなくなってしまったかのようなマジカルな演出に心底驚き、そして時に手に汗握りながら、感情のジェットコースターも味わったのでした。

 圧倒的な完成度のパフォーマンスに加えて思わず引き込まれてしまうのが、舞台演出。産業革命時代を彷彿とさせる設定で、蓄音機やクラシックな自転車、飛行機、蒸気機関車のような乗り物がステージを彩ります。この舞台芸術もかなり見どころ。ティム・バートン監督のダークファンタジーに出てくるようなミステリアスで不思議なキャラクターにも心をわしづかみされます。

老若男女、誰もが本能的に驚き、感動できる王道のパフォーマンスを、現代のテクノロジーと精緻かつ美しい舞台芸術で、独自の世界観にアップデートしているシルク・ドゥ・ソレイユは、エンターテイメントの王様だ!とすっかりファンになって帰ってきたのでした。

ちなみにこれから席を予約される方は、やっぱり正面のシートがベスト。会場自体(東京お台場会場)はコンパクトなので、後方座席でも舞台全体が見渡せてその世界観は十分楽しめると思います。テントのせいか少し肌寒かった(2月上旬現在)ので、防寒対策はしっかりと!がポイントです。

提供元: SPUR.JP

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