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究極の透明感を香りで ーLOEWE 001 WOMANのことー

某ファッションエディターの方と打ち合わせをしていたら、その方からピュアで、それでいて大人の色香も感じられるとてもよい香りが漂ってきたんです。思わず「香水どこのをつけているんですか?」と打ち合わせを中断して聞いてしまいました。それがこの「LOEWE 001 WOMAN」との出合い。2016年に発売になった、ジョナサン・アンダーソンがディレクションをした初めての香水です。

以来、すっかりはまって毎日のようにつけているのですが、毎日でもつけたいと思える香水って実はなかなか出合えない。フレグランスを選ぶときに、店頭でトライして第一印象で気に入って買ったとしても、時間が経過して、ミドル、ラストと香りが移行していくと「あれ?なんか違うかも」と違和感を覚えてしまうものもある。そうなると途端につけなくなってしまいます。けれどこのLOEWE のフレグランスは全てにおいてパーフェクト。トップはタンジェリンとベルガモットの濃密かつフルーティなノートで幕を開けるのですが、肌になじむにつれて、サンダルウッド、そしてほのかに甘いバニラへと香りが深みを増していきます。この温もりあるラストノートがとても好きなのです。限りなくミニマルなボディに、ウッドのキャップで温もりを添えているボトルデザインも素敵。

インスピレーションソースは「男女が迎える初めての朝」だそうで、コンテンポラリーな見た目にもかかわらず、その香りはしっとりとした湿度やほのかなセンシュアリティも感じられます。このギャップにも個人的にグッとくる。そういうギャップのある人になりたい……。かつて某ファッションブランドのPR担当の方が「メゾンの哲学が一番よく現れるプロダクトはフレグランスなんですよ」と語っていたことがふと思い出されます。服にはシーズン毎のテーマやトレンドがあって、半年ごとに入れ替わる。けれどフレグランスはトレンドの時間軸が長いし、一時的な流行り廃りを超えて残っていく強さがある。だからこそメゾンのスピリットを表現しやすいのかもしれません。

提供元: SPUR.JP

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