MAGAZINE

宇宙へとつづく香り

今年はじめてウールのコートに袖を通したとき、スーパーの店頭にみかんが並んでいるのを見たとき、落ち葉で黄色く染まる路地を歩いているとき。冬を感じる瞬間は人それぞれだと思いますが、ふと夜空を見上げたときにオリオン座の三ツ星が光っていると、今年も冬が来たんだな、と思います。今回ご紹介したいのは、そんな星が美しい季節にぴったりのフレグランスキャンドル。

左から、ウッディな香りの「フォレ ジヴレ」、スパーシーで温かみのある「フ ダグリュム」、ほのかに甘い「ラルム ダンサン」
左から、ウッディな香りの「フォレ ジヴレ」、スパーシーで温かみのある「フ ダグリュム」、ほのかに甘い「ラルム ダンサン」

アーティストのフィリップ・ボードゥロックさんとディプティックとのコラボレーションで誕生したキャンドルで、ボドルにはボードゥロックさんの星座をテーマにした作品が描かれています。左から順に、いっかくじゅう座、りゅう座、ほうおう座なのですが、黒いボトルやゴールドの部分をじっくり見ると、宇宙を思わせる幾何学模様が描かれていることが分かります。

実は、先日パリに行った際に、ボードゥロックさんの作品を実際に見る機会がありました。パレ・ド・トーキョーで開催中の「LASCO PROJECT」という展覧会の一環で、普段はオフィスとして使われている階段のスペースを黒く塗り、そこに白いパステルで縦横無尽に絵が描かれているもの。作品は5フロアあり、最初は動物たちからはじまって、未来の都市や目に見えない世界というように、階を上がるごとにどんどんその世界が広がっていきます。

入り口部分に描かれた鹿。パーツごとに異なる模様が描かれている。見る角度によって表情が変わるのも面白い
入り口部分に描かれた鹿。パーツごとに異なる模様が描かれていて、見る角度によって表情が変わるのも面白い
こちらがフィリップ・ボードゥロックさん。「感情のおもむくままに描くので、描き直しはしません」というのに驚きました
こちらがフィリップ・ボードゥロックさん。「生命の地図を描く気持ちで、この作品を作りました」

ボードゥロックさん自らが作品を説明するツアーが行われていて、それに参加したのですが、作品のことを楽しそうに話すチャーミングな人柄にすっかり魅せられてしまいました。何より、人の手で描かれたことが信じられないほど緻密な線は一見の価値ありです。ツアーは定期的に開催されているそうなので、近々パリに行かれる方は、ぜひサイトからチェックを。

パリに行く予定がない方も、キャンドルであれば家にいながらにして宇宙を感じられるのでおすすめ。今年のクリスマスは、ちょっぴり神秘的な香りのギフトを贈ってみるのはいかがでしょうか。

SPUR1月号のギフト特集もチェック>>

提供元: SPUR.JP

関連記事

PICK UP記事 - SPUR.JP -