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飲む名作文学!? 「人間失格ブレンド」はこんな味!

有名な文学作品の味わいを、コーヒーの味わいとして再現する。しかもAI技術を使って。やなか珈琲とNECがコラボレーションした、そんなユニークな試みが話題です。

一万件もの小説のレビューを使って、AIが「小説の読後感/コーヒーのテイスト」の分析モデルを作成。AIが割り出した名著6作品のコーヒーの味をもとに、やなか珈琲が豆をブレンドしたのだそう。

根っからの文系人間なのでAIの部分はいったん置いておいて、『人間失格』『こころ』などの名作の読後感がコーヒーになったというだけで、ワクワクします。これはぜひ飲んで確かめねばとやなか珈琲で買ってきました。

クラシックな文庫風のパッケージが洒落ています。コーヒーになった6作品は『三四郎』『吾輩は猫である』『こころ』『舞姫』『若菜集』『人間失格』。漱石が3作品なのは開発者の偏愛でしょうか。なお、人気のため、残念ながらこちらのドリップバッグセットは今週完売してしまい、後日、6作品のドリップバッグ単体での販売を予定しているそう。また、作品ごとのコーヒー豆は販売中で、オンラインと一部店舗のみ、数量限定かつ〜1130日までの期間限定なので気になった方はお早めに。

表紙を開くと、中はこんな風にドリップバッグが入っています。実際に「人間失格ブレンド」を飲んでみると、口に入れた瞬間は滑らかでクリアなんだけど、後から口全体に苦味が訪れて尾をひく。苦味の余韻で魅せるコーヒーといった感じ。奥にはほのかな酸味と甘味。ゴクゴク飲むというより、静かに体に染み込むのを味わうブレンドです。あと、一緒に甘いものが欲しくなるかも。付属の解説文を読むと「淡々と語られる人間の弱さを、滑らかな口当たりで飲みやすく、質の高い豊かな苦味で表現」とあり、納得しました。答え合わせをしているようで面白いですね。

今回作成された「読後感/テイスト」の分析モデルをもってすれば、他の小説にも応用が可能なはず。ドストエフスキーやカポーティなど海外文学もあいそうです。それを飲めば、『バーナード嬢曰く。』の主人公のように、大長編も読んだつもりで語れるかもしれない? 続編を期待しております。

提供元: SPUR.JP

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