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みずみずしい青春が詰まった『天使なんかじゃない』の新装再編版 #深夜のこっそり話 #1129

幼い頃から自分の感性を強く刺激してくれるものは、映画やマンガなどの作品でした。ただ何の身構えもせず、ぼーっと作品の中に入って行って登場人物たちと同じ世界を生き、見終わる頃には主人公と一緒にひと周り成長している、という時間がとても好きなんです。

マンガ家・矢沢あい先生の作品は、中でもとびきりお気に入りで、そんな時間をたっぷりと楽しむことができます。めまぐるしく展開していくストーリーに合わせて気持ちが高揚したり動揺したり、幸福論に影響を与えられるという新鮮な体験まで味わえるんです。

さて先日、矢沢あい先生のインスタグラムに『天使なんかじゃない』の新装再編版が発売されたという情報を発見。今回、特別に描き下されたカバーの絵のタッチは、『NANAーナナー』や『ご近所物語』とひと味違った、本作ならではの優しさや懐かしさに溢れているので必見です。先生の新刊をもう一度書店で手に取れるなんて、本当に夢のよう。嬉しすぎます。

そんな『天使なんかじゃない』を、皆さんにオススメしたい理由は、大人になるとどうも忘れてしまいがちな“青春のみずみずしさを再び味わうことができるからなんです。

主人公たちの高校生という年齢や立場、一人の大人として行動する自由や意志を持ちながら、自身の未完成な部分に足を引っ張られる数年間のあれこれは、あまりにもとりとめがなく、ある種の危うささえ秘めているのですが、得難くみずみずしいんです。そして、どこか懐かしい青春ストーリーには大人になった今でも胸を打たれるし、物語に自分の過去や現在をオーバーラップさせて励まされたりもします。「最近、ハラハラドキドキしてないな」という方はぜひ、手に取ってみて頂きたいです。

そして、そんな『天使なんかじゃない』の新装再編版が発売されるタイミングで、懐かしの名作が並んだ『りぼん』特別展も開催中なのは、ご存じでしたか? 矢沢あい先生やさくらももこ先生など、『りぼん』を築いた名作マンガ家11人の紹介や、それぞれの名シーン原画約120点が展示されています。次の会場は1030日(水)からの京都タカシマヤなので、お近くの方、『りぼん』ファンの皆さんは足を運んでみてください。(エディターTAKESHIMA)

特別展 りぼん
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/ribbon_ten.html

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『スタンド・バイ・ミー』や『天使のほほ笑み』など、この曲なくしてこの作品なし! といった映画のようなテーマ挿入が素敵な本作。文化祭の演奏を聴きながら、翠と晃が生徒会室でダンスするシーンが忘れられない。

『天使なんかじゃない』の本編にたびたび登場する、懐かしのお菓子・マーブルチョコがカラフルで甘い青春を表していて可愛い。遊園地の観覧車で、翠と晃がマーブルチョコを食べてキスするシーンが印象的。

提供元: SPUR.JP

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